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【経験者が語る】針刺すって怖くない?腎生検って実はこんなの!

どもどもくまんです。

ぼくは数年前にネフローゼ症候群という病気に突発的になり、その時に腎生検なるものをしました。

今回はこの検査の話をしていこうと思います。

お医者さんに説明を受けて少し不安に感じている人って多いと思います。

ぼくもネットで調べてもあまり詳しく掲載されていなかったので、かなり怖がりながら検査に行きましたよ。

もちろん平気そうな顔をして行きましたよ(笑)

くまん

なかなかネットでも体験した人の言葉って出てこないんだよね。

さて、そんな腎生検のお話を体験談まじりでお伝えできればと思います。

良ければ読んで下さいね!!

腎生検ってなんぞや!!

まず「腎生検」って言葉を初めて聞く人もいると思います。

腎生検は腎臓の変化や病気などを詳しく判定するために必要不可欠です。

腎臓は表面に出ている臓器ではありません。

また、胃や腸のように内側へカメラを入れて簡単に撮影をしたり組織採取をしたりすることもできません。

その腎臓へ麻酔を使用しつつ専用の針を進め、腎臓の組織を採取し、顕微鏡などで詳しく調査する検査を腎生検というのです。

くまん

えっ!? 体に針刺すの? 怖い・・・

って思いますよね。

ぼくもお医者さんの説明を聞いて怖かったです。

特に検査のリスクの説明を聞くと、「最悪死ぬかも・・・」と思うので本当に不安でした。

よく考えると、大腸ファイバーや胃カメラも出血の可能性はあるのでリスクは変わらないんですよね。

なので、そんなに怖がらなくても大丈夫です!

安心して検査を受けて下さい。

くまん

お医者さんはメリットもデメリットもしっかり説明しないといけないから、怖がらせる意図があるわけじゃないもんね!

腎生検をするとどんなことがわかるの?

腎生検をすると今の腎臓の状態が詳しくわかります。

腎臓は体の中にあるので目で見たり触ったりして状態をたしかめることはできません。
状態を知るためだけに体を切って手術をするというハイリスクなことも行うことはできません。

その代わりに、腎臓のほんの一部の組織を採取して検査することで腎臓の状態を確かめることができるのです。

腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、肝臓とともに病気などがあっても症状が現れにくく、病気の確定や判定が困難な臓器と言われています。

浮腫みや頻尿、尿たんぱくや尿糖など些細な症状しか見られない中でも腎臓の状態を確かめることができれば、病名の確定などが可能になり、いち早く治療方針を決定することができるのです。

くまん

ぼくも腎生検をして「微小変化型ネフローゼ症候群」と「巣状糸球体硬化症」の2つの病気が併発しているってわかったよ!

腎生検は腎臓病の治療にはなくてはならないものなのです。

腎生検の進み方

腎生検は大きく分類するとこんな風にすすめていくみたいです。

腎生検の進め方
  1. 検査前処置
  2. 検査室へ移動
  3. エコー(超音波)で検査部位と処置位置の特定
  4. 針を進め腎臓組織を採取
  5. 止血
  6. 止血を確認し検査終了
  7. 病室へ移動
  8. 砂のうを使用し直接圧迫にて止血
  9. 翌日、血液検査を行い本当の終了

項目意外と長いですね(笑)

検査自体は1時間程度で終了します。

しかし、検査後の安静が長いのがこの腎生検の特徴です。

では、ぼくくまんの体験を踏まえて、順に説明していきましょう。

①検査前処置

まず、検査前の処置があります。

お熱を測ったり、血中酸素濃度を測ったり、術着に着替えたりと普通の検査と同様です。

ただし、検査後に安静期間があるので、トイレすら行けなくなります。

そこでバルンと呼ばれる尿道カテーテルを挿入しトイレに行かなくても尿を出せるように処置をします。

また、検査終了後に薬剤投与があるので、点滴用の管を血管に入れます。

注射が苦手な人はお医者さんや看護師さんに言って見ないように処置してもらってください。(しないという選択肢はありませんよ)

どちらの処置もぼくはお医者さんがしてくれました。

尿道カテーテルは少し恥ずかしかったのですが、仕方ないですもんね。

尿道カテーテルは初体験。
ずっと垂れ流してる感覚であまり気持ちのいいものではなかったです。

まぁ、安静が解けるまでの辛抱なので、じっと我慢です。

くまん

点滴の管は引っ張れると少し痛いから気を付けて動かないと!

ちなみにこの時点でベッド周りを片付けておくことをおすすめします

病室に帰ってきてからは安静状態になるので、手以外動かすことができなくなるのと、血栓発生防止の機械を取り付けるので電源を使用するからです。

②検査室へ移動

ただの移動です(笑)

点滴もしているので、点滴棒を持ってテクテク歩いて移動なのです。

この時はそこそこ緊張しています。

だって初めての検査ですもの。

③ エコー(超音波)で検査部位と処置位置の特定

検査室に行くとうつ伏せで寝かされます。

その後、心電図などのいろんな測定器具を付けられます。

おっと、宇宙人になった気分です。(発想が昭和)

くまん

腕や足首、胸にいっぱい電極をつけられちゃう!

その後、エコーを行い腎臓の位置や針を刺す場所のマークなどをされます。

エコーは腎臓の位置を正確に把握するために検査終了まで続きます。

見えない場所に針を進めるので、しっかりとした位置を特定しなければならないですしね。

意外と腎臓って呼吸だけでも体内で微妙に動くので検査中もお医者さんの指示で呼吸を止めたり吸ったり吐いたりと結構忙しいです。

④ 針を進め腎臓組織を採取

麻酔は部分麻酔を使用し、麻酔をかけつつ生検用の針を腎臓まで進めていきます。

この間は麻酔をする時の痛みに耐えるくらいで何もすることはありません。

「今、針入って行ってんのかー」くらいの感覚です。

くまん

おっ!! 思ったより痛みが少ないゾ!!

針が腎臓まで到達すると、お医者さんと一緒に呼吸を合わせ、呼吸を止めるなどして腎臓を一時的に固定し、組織を採取します。

この時、バチンッ!!というそこそこ大きな音がするのでビックリしないように。

この音が組織採取の音です。

その後、針が素早く抜かれます。

音には少しびっくりしますが、麻酔のおかげで痛みもないので気分的に楽です。

ただし、うつ伏せの為、背中で何が行われているかわからないのが少し不安ですね。

⑤止血

腎臓は血液をろ過する為の臓器なので、臓器内に血液が集まっています。

もちろん組織を採取すると傷ができる為、腎臓から出血が始まります。

それを止血する為、スタッフの方が背中に馬乗りになり、背中(傷口)を力いっぱい押さえます。(直接圧迫止血)

ぼくの時は男性の主治医(柔道部かと思うくらいのガタイの良さ)がぐいぐい押さえてくれました。

しかし、やはり少しでも体内で出血をしているのか少し気分が悪くなりました。

⑥止血を確認し検査終了

止血をエコーなどで確認し、十分な量の組織が採取できていれば検査自体は終了です。

あとは病室に帰るだけですね。

⑦ 病室へ移動

病室へはストレッチャーで移動します。

歩きたい気持ちはものすごくわかるのですが、歩くだけでも先ほど止血した腎臓から出血する可能性があるので、そこは病院スタッフの方にお任せしましょう。

病室に着くと安静が始まる為、脚に血栓防止の装置を取り付けられます。

これは定期的に脚を締め付け、血流の滞りを防ぐものです。

特にネフローゼ症候群などを患っている人は血液がドロドロ血になっており、凝固しやすくなる為必要不可欠です。

⑧ 砂のうを使用し直接圧迫にて止血

病室に戻ると傷口に砂のうという重りを背中に当てて、仰向けで絶対安静です。

しかも24時間です。

ぼくはこの絶対安静が一番苦痛でした。なぜならば・・・

仰向け以外になってはいけないのです。

絶対安静は止血の為のものなので、先ほどできた傷から出血をしないようにしないといけません。

また、座ったりすることも禁止なので、ベッドの上で仰向けで24時間です。

砂のうが当たっている場所と腰がとにかく痛くなります。

眠れれば一番いいのですが、痛みのせいで眠りも浅くなりすぐに目が覚めてしまいます。

くまん

こ・・・腰が痛いナリ・・・(泣)

食事は数時間後から可能になります。

病院によっては食べやすいおにぎりやバナナなどを用意してくれるところもあり、片手で食べれるものはものすごくありがたいですね。

ただ、仰向けなのでどうしてもお水は飲みにくいので、事前にストローを用意しておく方がいいですね。

くまん

ストローがないと飲みにくいのと、気管に入ってむせちゃうことがあるよ!

⑨翌日、血液検査を行い本当の終了

安静状態のまま朝イチで血液検査を行います。

血液検査の結果をもって安静解除になります。

いきなり動くのは出血を招く恐れがあるので、ゆっくりとした動作になります。

尿道カテーテルが抜ければ腎生検の検査がすべて終了になります。

終了後は傷口にフィルムなどを貼ってもらうことでシャワーなどの入浴も可能になります。

くまん

フィルムは交換してくれますが、貼りっぱなしになるので肌が弱い人はかぶれることがあるから注意してね!
ぼくもかぶれて痒くなっちゃったよ。

腎生検の後はしばらく出血しやすい状態が続きますので、3~7日程度の入院が必要になります。

腎生検後の注意点

腎生検後は一般的な生活を送るときに注意することがあります。

それは運動についてです。

表面の傷口は治っても、腎臓は少なからず傷ついています。

走ったり、重い物を持ったりするとその衝撃がきっかけで腎臓から出血する可能性があります。

最低1か月は体を労りながら生活をする必要があります。

仕事や学校で走るなどが必要な場合は上司や先生に相談してください。

仕事よりも命の方が大切ですからね!

くまん

無理して頑張ってまた入院じゃあ本末転倒だよ!

結果がわかるまでは検査後数日間必要

やっぱり検査後は検査結果が気になるものです。

しかし、多くの病院では委託業者に外注し検査を行っています。

その為、結果が出るまでは最低でも1週間程度は必要になります。

検査結果が気になって不安になるかもしれませんが、気長に待ちましょう。

※院内で検査できる病院もあります。詳しくは病院にお伺い下さい。

怖いよりつらい!でも検査して損なし!!

実際は検査前の不安や怖さよりも終わった後の安静のつらさが印象に残る検査です。

胃カメラなどのように簡単ではありませんし、入院日数も最低1週間程度とお仕事などをお休みする必要もあります。

検査後の安静もつらいですし、退院後もしばらくの間は激しい運動ができず、動くたびに腎臓を気に掛けなければならないのも煩わしいです。

しかし、想像よりも痛みは少ないですし、恐怖を感じることもありません。

そしてなにより、自分の腎臓の状態を詳しく知ることができ、病名の確定と治療方針の決定ができるのは今後病気と付き合っていく上で大変心強いと感じます。

もし、お医者さんから腎生検を勧められているのなら、それは必要があるからです。

少しの不安をぐっとこらえてトライしてみてください。